盆踊りのように、人と人が緩やかに繋がり合って、かつ出入り自由な雰囲気の場として、ワークショップ形式で作る歌と踊り。(Hanarart2013、糸島芸農2014、福岡市美術館ラストデイ&ナイト2016年8月に参加)
古くからある芸能が立ち上がる時のことを想像してみる。それぞれの時代の様々な苦難に立ち向かい、あるいは祈って状況を変えようと、人と人の間から何かが湧いてきて歌になったり踊りになったりしていったのではないだろうか?という仮説を元に、現代の私たちが今の何かに反応して歌と踊りを作ってみる試み。(鹿児島市のKCIC企画により、2016年度おはら祭りの日に開催)
複数のアーティストがそれぞれ独自に見出した手法を互いにインタビューしあい、自分以外の手法を愚直に踏破しようとする試み。(2005〜2010)
神村恵、捩子ぴじん、高嶋晋一と共に実験を繰り返し、その延長線上の作品を上演するユニット。グループで、あるいは一対一でとさまざまな形態で行う。
2010年くらいから、パートナーの大澤寅雄と共にはじめたリサーチ活動。日本に限らずさまざまな地域の民俗芸能をリサーチし、多様なアーティストと交流しながら進める調査活動として開始。
アジアインタラクティブリサーチの一環として、STspotと共同で企画し、アーティストを募って共に民俗芸能をリサーチし、そこで生まれた問いを元に実験を作り、互いに実験し合うチームとして、2011年頃から断続的に2016年まで活動した。
2014年に萩原雄太、武藤大祐、鄭慶一、手塚夏子、大澤寅雄の5人で企画した、長時間ぶっ通しで、飲んだり食べたりしながらアートの枠組みの“きわのきわ”と思われるような飼いならされない表現を見たり、それに参加したりするフェスティバルである。
Asia Interactive Researchや民俗芸能調査クラブで行った実験を経て、なんらかの問いを実験に落とし込んだものをそのまま公開することで、実験そのものがメディアになりえるか?という実験であり、アウトプットの新しい可能性を探る試み。手塚が誰かと共に実験をつくる、またはファシリテータとして、他者に実験を依頼する。 (BEPPU PROJECT企画・永久劇場2012年4月、東京国立近代美術館企画 14の夕べ、2012年8月)
2014年にシンガポールのオンケンセン氏とセゾン文化財団の共同企画にて行われた「アーカイブボックスプロジェクト」の延長線上で立ち上がったプロジェクト。「アーカイブボックス」とは、ダンスを作るアーティストが、作品自体は物として残らないという現実にどう向き合うか?という問いを元に、それを手掛かりに他のアーティストがそこから着想を得たなんらかのダンス作品を制作するという想定で、自分の作品を手に取ることのできる何かにするという取り組みである。手塚の『私的解剖実験−6 〜虚像からの旅立ち〜』をアーカイブボックスとして手渡し、それを元に作品を作ってくれたスリランカのVenuri Pereraと、韓国のYeongRan Shuの3人で、そのアーカイブボックスを元にした新たなダンス作品制作に取り組むプロジェクト。2017年度から始動。