作品紹介 | mysite

私は自分の体を意識的に動かしたりコントロールしたりすることが苦手。そんな自分の体を観察することから、もう一度何かを始められないだろうか？と思い、まずは体の一部でダンスを踊った。	身体の細部に細かい命令を与え、細部が自立した意識を目覚めさせる分解作業。そして新たな繋がりの発見と、未知の自分との出会い。
体のいろいろな部分に様々なイメージを与え、その反応に身をまかせると、やがて体の細部が自治的な意識を目覚めさせ、それがダンスになっていく。	お客さんに、自分の体への様々な指示を出してもらって、それに応えるように踊る、異色の双方向ダンス。
３人が日常会話をしているところを映像撮影し、その一部を切り取り、動きをその通りにトレースするようになぞることを振り付けとしたダンス。	家族と一緒に対話をしているところを映像撮影し、その中の一瞬を切り取り、動きを繰り返し繰り返しトレースしながら少しずつ動きの向こう側にある深みへと降りていく。
関わりの可能性をいったい何が狭めていくのか？その法則を再現し、また逆に可能性を広げていく方法をも模索。舞台上における関わりの実験。	それぞれに自分を監視する自分に苦しめられる現代のありようを再現し、そこからどうやって脱することができるのか？舞台上で実験していく。
私的解剖実験シリーズを作成し続けた１５年の日々を、作品製作順に解説しながら、一挙に上演する長編作品。英語バージョン、韓国語バージョンなど、上演国に合わせて、その国の言葉を習得しつつ上演する。